今回は、激安ロードバイク、
ルック車についていることが多い、
シマノ Tourney A070のクランク
「FC-A070」を一つ上のグレード、
クラリスの物に交換した内容を書いていきます。
どんなクランクに交換するの?
どんなクランクに
交換するのかというと、
シマノ「クラリス」
R2000シリーズ「FC-R2000」です。
もともと付いていた、
「FC-A070」と同じ、
コンパクトクランクで
クランク長のみ、5mm長い
175mmの物を購入しました。
また、「FC-R200」を使用するために
BBをスクエアテーパー(ママチャリにも
使われる四角軸の物)の物から、
ホローテック2に変更する必要があります。
↓新規購入したBB「SM-BBR60」
クランク交換のメリット
私が期待したクランク交換のメリットは
もともとがシングルアームだったものが、
4アームになることで、剛性の増加。
スリーピース構造のクランクが、
ツーピース構造になることで、剛性の増加。
BBがスクエアテーパーから、
ホローテック2になることで、
ペダリングの効率化。
クランク長が5mm長くなることで、
ペダリングの効率化。
これらの影響により、
楽にスピードを維持できる。
さらに、巡航速度アップが
見込めるのではないかと考えました。
クランク交換の手順
では、実際にクランクを
交換した手順を書いていきます。
クランクからペダルを外す。
クランクからペダルを外す時は、
自転車の進行方向と逆にレンチを回します。
右のペダルは正ネジ、
左のペダルは逆ネジです。
4年間ほど使用したこちらのペダル、
ノーメンテで、だいぶ汚れも
目立っていたので、オーバーホールして、
洗浄、グリスアップを施し、
玉当たりの調整も行いました。
ペダルのオーバーホール
グリスアップ
ガタが出ないようにネジを締めては、
ゴリゴリの抵抗も出ないように…
何度もネジを締める力を加減します。
結果、ゴリゴリ感がなくなり、
回転もすごく良くなりました。
グリスは、いわゆる「デュラグリス」
シマノ プレミアムグリス(チューブ入り)、
を新規に購入して使用しています。
クランクを外す。
クランクを外すために、
14mmのソケットレンチ、もしくは、
シマノ製コッタレス抜き工具で、
フィキシングボルトを外します。
シマノ製コッタレス抜き工具は、
コッタレス抜きの反対側が、
14mmレンチになっていますが
安いコッタレス抜き工具を買うと、
レンチになっておらず、
私のように、別な工具を買い直すという
困ったことになるので要注意。
↓写真右側がシマノ製です。
そう高いものではないので、
是非シマノ製品を買ってください。
フィキシングボルトを外せたら、
コッタレス抜き工具を使って、
フレームからクランクを外します。
ついにBBとご対面。
ここでひと段落です。
BBを外す。
クランクが外せたら、
続いてBBを外します。
シマノ ターニーは、
スクエアテーパータイプのBBなので
下記のような、BB外し工具が必要です。
写真右の工具は、新しく取り付ける
「ホローテックBB」専用の工具です。
BBの左ワンが外れました。
しかし、右ワンが固すぎて外れません…。
溝もだいぶ舐めてきていたので…
悔しいですが、近所の
ガレージに持ち込んで、
外してもらいました。
BBツールをBBに締め付けるボルト
があれば、比較的簡単に外せるそうです。
どこに売っているのでしょうか。
どうしても、BBツールを回す際に、
力が分散して、不安定になりますからね…。
チェーンを切る。
自転車のチェーンを切る際には、
「チェーンカッター」という
道具を使うことになります。
私は、通販で安物の
チェーンカッターを
購入したのですが、これがだめ。
全然切れない。
握力の限りを尽くしても切れず、
様々な方法で力を加え続けると、
ついにはチェーンカッターが
壊れてしまいました。
↓こちらのチェーンカッターを
ご購入の際は注意してください。
私みたいに、チェーンが
切れない可能性もありますよ。
怒りさえ覚えました…。汗
新たに、PWT製のチェーンカッター
を購入して、作業再開です。
こちらを使うと、難なく
チェーンカット完了。
握力なんて、全然必要ありません。
いかに、安物のチェーンカッターが
ダメダメなのかが分かりますね。
新しいBBの取り付け。
フレームからチェーンも外れたら、
いよいよ新しいBBを
フレームに取り付けていきます。
写真下は、もともとついていた
スクエアテーパーのBB。
写真上が、新たに取り付けるBBです。
取り付けには、専用工具が必要です。
取り付け完了!ノグチ製の
ホローテック取り付け工具は、
すごく使いやすいです。
新しいBB、見た目もクールですね。
新しいクランクの取り付け。
BBの取り付けが完了したら、
いよいよ、クランクを取り付けます。
軸が、なかなかBBに
刺さっていかないときは、
ハンマーで叩き込みます。
ターニーよりも、高級感があります。
おお!ついた!
いい感じです♪
FDを取り付ける。
続いて、フロントディレイラー
を取り付けます。
コンポーネントのグレードを
統一するため、FDもターニーから、
クラリスに変更します。
↑注文したのはこちらの商品。
ターニーと比較してみると…
見た目の高級感が増したような気もします。
これは好みですよね…。
黒がいいのか、シルバーがいいのか。
チェーンを取り付ける。
私の車両は、4〜5年ほど使用していますが、
走行距離はおよそ1500キロ程度で、
まだまだチェーンの交換時期ではありません。
チェーンの伸びチェッカーを使ってみても、
まだまだ余裕があります。
しかし、現在のUG51チェーンから、
HG71へグレードアップする意味も込めて
新しいチェーンに交換しました。
↓新しく交換したチェーン。
ミッシングリンク採用
チェーンを新しくするタイミングで、
ミッシングリンクを採用しました。
こちらを使用することで、
チェーンの取り外しが
容易に行えるようになります。
↑ミッシングリンク専用プライヤー
完成したので、いざ試乗。
チェーンを張って、ついに
組み上げたこちらの車両。
9キロほど走ってみての感想は、
乗り心地がヌルヌル!!
大げさに言えば、
今までで「ギーギー」だったのが、
「ヌルヌル」
無駄なくパワーが伝わるというか…。
チェーンが新品なのと、
クランク交換の効果でしょうか。
そして、変速が今までよりも
スムーズになりました。
これは、コンポのグレードを
統一したのが大きいでしょうか。
もともと、クラリスのシフターで
ターニーのディレイラー
を引くのが無茶でしたね…。
スピード感に関しては、
試乗の段階なので、まだ
なんとも言えず…。
乗り心地がヌルヌルになったぶん、
加速が良くなった感覚はありますが。
追記・50キロ走行後
クランクを交換して、50キロほど
走ってみての感想は、
意外と、クランク長を170mmから
175mmに変更した影響が大きい!!
以前よりもケイデンスが落ちて、
若干重めのギヤを回す方が
スピードが上がっていく感覚。
結果的に以前よりも疲れやすい感じ。
「慣れ」で、変化はあるのか、
今後も追記していきます。
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