先日、私のもとに、
このようなハガキが届きました。
「創立110周年記念名簿発行のお知らせ」
創立〇〇周年の記念がなんで名簿なんだよ、
って話は無視して…笑
こちら、内容をよく読んでみると
同窓生の連絡先を、
必要な人が把握できるように、
住所や電話番号などの
連絡先を提供してください。
という内容であることがわかりました。
同窓生名簿なんて、うちの
母親世代の名簿しか見たことないです。
今でもあったんですね…。
そんな話も一旦無視して。
今回、僕が疑問に思った点はコチラ!
「ご返信がない場合は、お送りした内容で名簿に掲載いたします。」
…お!!いくら同窓生のみへの
完全限定出版とはいえ、
同窓生は25,000人以上いるって、
このハガキにも書いてありますよ!!
個人情報保護の観点的にこれってどうなの!?
たとえば、あなたが高校生の時、
好きな女の子、男の子の
住所や連絡先が、問答無用で
手に入りましたか?
そういうことなんです。
この名簿が手に入ってしまえば、
簡単に個人情報が手に入ってしまうわけです。
ざっと見積もっても、
20,000人ほどの個人情報が!
怖過ぎる。笑
逆にいえば、
ブラックな営業マンだったり、
ストーカーなどにとっては
最高のツールにも
成り得るんですけどね…。
特に探偵などの業界には、
他の都道府県の名簿までもを
探し求めるハンターがいる、なんて噂も!
これだけ、個人情報、
セキュリティの問題が
取りざたされる時代に
名簿の作成なんて、犯罪の元凶に
思えて仕方がないのですが。
なんて考えていたら、
すぐに見つかりました。
同窓会名簿販売サイト
→http://www.listlibrary-meibohanbai.com/code-a/
探偵業をされている方や、
悪徳ビジネスをしている人は
この辺のサービスも利用しているのでしょうね。
皆さんはいかがお考えでしょうか?
世間を探せば、これらのデータを
電子的にアーカイブして、
適当に保管している人も
たくさんいると思いますよ。
流出すればそれは大問題です。
テキストベースのデータなんて、
コピー、複製は一瞬で出来てしまいますから、
悪い人がリストにして、売却
なんて始めたら、それは一瞬で
世界中に広がります。
現代は、会いたい人、
連絡を取りたい人の名前が
分かっていれば、グーグル検索で、
簡単にとはいかずとも、周囲の人間に
ほぼ間違いなく
到達できる時代ではないでしょうか?
一定以上の年齢の人を除いてしまえば、
現代において、名簿の販売までは、
必要がないと考えています。
ちなみに、こちらの名簿制作の発起人、
茨城県立水戸工業高等学校同窓会会長の
横田輝夫さん(昭和39年建設科卒)を
ネットで調べてみても、狙っていた、
本人に関する情報は得られませんでした。
そういうことなんでしょうか。
同窓会名簿の作成について、
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コメント
個人情報保護委員会に聞いたところ、
同窓会が名簿を作って会報の発送に使うのと、
名簿を作って会員に渡すのは違うそうです。
前者は中での利用、後者は第三者(会員も第三者)に提供になるため、
「連絡がなければ冊子に掲載する」という方法は、
本人の同意なく第三者に提供することになるので問題があるそうです。